日本の結婚相談所は婚活パーティーにAIデバイスを用い、参加者のカップル成立率を高めている。

　　共同通信によると、6月に開かれた結婚相談所の「ツヴァイ」主催の婚活パーティーで、リストバンドをして参加した男女があいさつで握手をすると、お互いのプロフィール（趣味、喫煙するか、結婚歴はあるかなど）がタブレット端末に表示された。ツヴァイはAIデバイスを利用し、参加者の深い交流を促進しようとしている。

　　ある男女はタブレット端末の情報を読み、「映画が好きなんですね」「お酒は家でも飲みますか」などと会話を進めた。

　　参加した神奈川県の男性（47）は「初対面の女性には、自分からは聞きにくいことがある。しかし今回の活動により、相手の価値観や働き方などを理解することができた」と述べた。

　　ツヴァイによると、AIデバイスによりカップル成立率が10−20％上がるという。

　　秋田県の婚姻率は日本の47都道府県の中で低めとなっている。県は来年1月に3カ所の結婚支援センターでAIシステムを導入し、婚姻率を上げる予定だ。登録し会員になる場合、パソコンもしくは携帯電話で100以上の質問に回答する。AIシステムは回答を分析し、適した人をマッチングする。これらの作業は以前、人の手で行われていた。会員が自分に適した人と顔を合わせるため長時間待つ必要があった。

　　福島県と埼玉県もカップル成立率と仲介の効率を高めるため、類似するシステムを導入している。

　　｢中国網日本語版(チャイナネット)｣　2020年1月2日