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『世界教員地位指数』報告 最も教員を尊重するのは中国人
        
2018-12-28 15:22 | 中国網

  孔子の頃から、「師を尊び教義を重んずる」は中国の数千年の伝統的美徳である。2018年『世界教員地位指数』報告によると、中国の教員は最も尊敬されるとしてランキング1位になった。また、教員の地位と学生の成績に直接的な関係があることも研究でわかった。

  イギリスの『フィナンシャルタイムズ』によると、バーキー財団が作成した2018年『世界教員地位指数』(Global Teacher Status Index)は、世界35の国と地域の教員の社会的地位をランキングにまとめた。調査によると、中国の教員の地位は世界一高く、回答者の81%が「師を尊び教義を重んずる」という理念に賛同している。世界平均水準は36%。

  『世界教員地位指数』調査は2013年に始まり、5年ごとに関連報告を発表している。バーキー財団のヴィーカス・ポータ会長は、「2013年の1回目の世界教員地位指数を発表して5年が経ったが、中国が再びトップに立った。これは、中国人が教員を深く尊敬していることを示す」と述べた。

  調査によると、中国は2回連続でトップに立ったほか、教員が尊敬されているとい認識度も上昇し続け、2013年の75%から18年には81%に上昇した。

  中国の教員が尊敬される理由について、バーキー財団の創始者のサニー・ヴァーキー氏は『フィナンシャルタイムズ』に掲載した文章の中で、「中国の教師の日(数世紀前に誕生し、現在は9月10日)に、学生らは様々な形で恩師に感謝し、名前の後ろに「先生」をつけて尊敬を表し、プレゼントを贈り、お辞儀をして挨拶する」と記した。

  また調査で、中国の家庭の半数が子供が将来教員の職業に就くことを望んでいることもわかった。

  サニー・ヴァーキー氏は、この点は極めて重要で、教員の地位と国際学力調査(PISA)の学生の成績には直接的関係があるとしている。多くの新興経済圏が教員の募集と維持において深刻な危機に直面している。ユネスコは、2030年までに小中学校教育を普及させるには、世界で6900万人の教員を増員する必要があると発表。この目標の達成において、教員の地位の向上は極めて重要だという。

  同調査は英米などの国のメディアから注目されている。英BBCウェブ版は、トップ10の国・地域のうちアジアが8つを占めると報道。その他の国と比べて、イギリスの教員の地位は真ん中の13位に位置し、米国、フランス、ドイツより高い。

  面白いことに、中国、ロシア、マレーシアでは医師と教員の立場は似ていると考えられている。その他の国では、教員の地位は看護師、図書館職員、社会福祉士と同等だと考えられている。国によって教員の地位に対する認識が大きく異なることが、教員の地位、社会的イメージ、就職面の差につながっている。

  米国の『ワシントンポスト』は、米国の指数がそれほど高くない点に着目し、100点満点のランキングでわずか39.7点しかなく、16位だと指摘した。教員は医師などの職業ほど人気がなく、米国では教員は図書館職員と同等の地位と見られている。

  サニー・ヴァーキー氏は、教員の地位の向上させるには能力のある人材をこの職業に引き込む必要があり、重要なのは教員として勤務し続けて学生の成績を上げることだとの見解を示す。BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の新興経済圏と他国の教育に大きな差があることもこの点を証明している。中国、インド、マレーシア、インドネシア、韓国の教員の地位の順位を見ると、米国やニュージーランド、カナダなどの欧米諸国より高い。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月28日

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