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福島の原子力発電所にはまだ多くの危険性がある
        
2017-02-16 22:01 | http://jp.xinhuanet.com/

  最近、日本の福島第一原子力発電所(第一原発)2号機の原子炉格納容器内で超高濃度な放射線量が測定されたニュースが注目され、公衆は福島原発の放射能漏れ事故が再びもたらす恐れのある危険性に対し懸念が生じている。では、このような懸念は必要なのか。放射能漏れ事故の発生から約6年後、福島原子力発電所にはまだいったいどれほどの危険性があるのか。

「超高濃度な放射能」とはどういうことか

 

  東京電力は先日、福島第一原発2号機の原子炉格納容器内の最大放射線量が最新で毎時650シーベルトと推定されたと発表し、これは2012年に測定された放射線量の9倍に近いという。人はこのような環境の中では数十秒ほどですぐに死に至り、東京電力の調査用ロボットでさえ格納容器に入ってから相次いで故障している。

 2011年の「東日本大地震(3•11地震)」で放射能漏れ事故が起きてから、福島第一原発の1~3号機のすべての炉心が溶け出し、即ち原子炉圧力容器の燃料棒の冷却機能が失われてから、超高温まで迅速に上昇して溶融し、溶けた核燃料が圧力容器の底から外側にある格納容器に漏れ出た

まだ日本に旅行に行くことができるのか

  福島第一原発に関するニュースが明らかにされるたびに、日本にまだ行くことができるのか?日本の食品はまだ食べられるか?と訊ねる人がいる。現在、福島県内の第一原発に近い一部の地域を除き、日本国内全体の大気中の放射能レベルは大幅に減少し、東京を含む大部分の地域では「3•11地震」前のレベルまで下がったという。

 2011年の原発事故発生後、日本政府はヘリコプターなどを使って、福島及び周辺県の地表(土壌)から高さ1メートルまでの大気中の放射線レベルに対して何度も調査を行ってきた。日本・原子力規制委員会が今月13日に発表した最新データでは、第一原発に近い福島県東部地域を除き、関東や東北地方の大部分の放射線量が毎時0.1シー ベル以下で、東京以北の群馬、茨城、栃木の3県における一部地域の大気中の放射線量は毎時0.1~0.5マイクロシーベルトだったことを示している。

 日本政府が公表した東京の大気中の放射線量は毎時0.05マイクロシーベルトで、記者がこのほど、放射能測定器で東京市内の多数の地域で測定した結果も同じだった。毎時0.05マイクロシーベルトは年間放射線量0.5ミリシーベルト未満に換算される。この放射線量の水準は自然放射線の世界の1人当たり放射線量2.4ミリシーベルトを大幅に下回り、日本の放射線医学総合研究所が発表した日本人1人当たりの年間自然放射線量1.5ミリシーベルトよりも少ない。

 食品と飲用水について、日本政府は食品の放射性物質の上限を1,000グラム当たり100ベクレル、飲用水は1,000グラム当たり10ベクレルと規定している。原発事故発生後の一定期間内に、日本の福島及び関東地区の多数の地域で食品と飲用水から基準値を超えた放射性物質が検出された。福島近海の海産品は捕獲と市場での販売が禁止され、中国も福島などの日本の10の都と県の食品の輸入を禁止している。

 一方で、事故発生から約6年が経過し、日本の大多数の地域では現在、基準値を超えた放射性物質が検出された食品と飲用水はなく、市場で購入できる食品の安全性にほぼ問題はない。

廃棄作業はいつ完了するのか

  放射能漏れ事故の後処理で、日本政府と東京電力の最大の難題は、福島第一原発1号機から3号機のメルトダウンした後の溶融スラグをいかにして取り出すかということだ。東京電力は当初の計画で、約40年をかけて原発の廃棄作業を完了し、年内に溶融スラグの取出方法を定めるとしていた。新しく確認された2号機内の放射線量が前回の予想を大幅に上回ったため、東京電力はより高性能のロボットを投入して調査を行うしかなく、廃棄作業に影響が生じると見られる。

 特に、溶融スラグを取り出す前に、地震、津波などの自然災害によって原発事故が再発するリスクも否定できない。昨年11月22日、福島県近海で発生した震度7以上の地震で、第一原発付近で小規模の津波が起こったが、幸いにも原発への影響はなかった。今後、福島付近で廃棄作業に影響する強度の地震が発生するかどうかは予測できず、東京電力は時間との戦いになると言える。

 また、汚染水処理も非常に面倒だ。一方で、東京電力は発電機内部に絶えず淡水を注入して冷却する必要がある。もう一方で、原発西側は高所で、1日約200トンの地下水が西から東へと原子炉のある施設の地下に流入して放射性汚染水に変わり、東京電力は毎日、大量の汚染水を抽出して保管しなければならない。東京電力は地下水の流入を防止し、汚染水の増加を抑えるため、原発1号機から4号機周辺の地下に凍土遮水壁を設置したが、膨大な経費を要する遮水壁は終始、完全凍結が不可能で、長期的な効果は期待できない。

  福島第一原発内では現在、汚染水を保存する巨大な貯水タンクが約千個配置されている。タンク1個に汚染水約1,000トンを貯蔵できる。汚染水中の大部分の放射性物質は排除できたが、抽出し難いトリチウムも含まれる。2015年9月、東京電力は初めて少量の浄化した汚染水を海中に流出させた。東京電力は今後も継続して段階的に浄化後の汚染水を海中に流す方針だが、当地の漁民の同意を得る必要があり、全世界に向けてより合理的な説明を行うことも求められる。福島核事故による太平洋の汚染問題についても沿岸諸国がより多くの追跡研究を展開する必要がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(インターンシップ  黄含)

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