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福島原発の放射性物質が北極海にまで拡散=JAMSTEC研究員
        
2021-12-16 15:24 | CRI

  国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の最新研究によりますと、2011年の福島原発事故で漏出した放射性物質は既に北極海まで拡散しているということです。

  日本の共同通信が14日に伝えたところによりますと、JAMSTEC海洋物理・化学研究グループの熊本雄一郎主任研究員はこのほど、「2011年の福島原発事故で漏出した放射性物質・セシウム134は約8年後に、初めて北極海で検出されたが、同様にセシウム137も既に同海域に拡散している可能性がある」と発表したとのことです。

  今年の11月上旬、筑波大学アイソトープ環境動態研究センターの青山道夫客員教授は類似の研究結果を発表し、福島原発事故で漏出したセシウム137はアメリカ西海岸に達した後、一部は北上、太平洋最北部のベーリング海を経由し約7~8年後に日本の東北沿岸に戻ったと指摘しました。(怡康、坂下)

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