ニュース
<輸入博>習主席 ハイレベルな開放の推進を強調
        
2021-11-05 11:16 | CRI

  習近平国家主席は4日夜に行われた第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)の開幕式で基調演説を行い、「中国は世界貿易機関(WTO)の組織改革が正しい方向に発展することや、多国間貿易体制が包容力を持つ発展を遂げることを支持する。また、発展途上国メンバーの合法的な権益を支持する」と述べました。

  習主席はまた、「中国はレベルの高い開放を推進し、積極的かつ開放的な姿勢で、デジタル経済、国有企業などに関する議論に参加していく」と述べたうえで、中国が国際ルールの制定における主なルートとしての多国間貿易体制の地位を守り、グローバル産業チェーン、サプライチェーンの安定を守っていく方針を示しました。

  習主席によりますと、中国における商品とサービスの輸入額は年間約2兆5000億ドルで、市場規模の拡大がみられますが、中国は今後、輸入の拡大をさらに進め、貿易のバランスを促していくということです。習主席は今後中国が輸入貿易促進イノベーションのモデルエリアを増設し、越境ECの小売りによる輸入商品リストを改善することや、国際消費の中心都市づくりを加速し、近代化した物流システムをつくり、国境を越えた物流能力を向上していく考えを表明しました。

  さらに、外資参入に関するネガティブリストの内容を削減し、通信や医療などサービス分野の開放を秩序よく拡大する考えを示しました。そのうえで、「外国投資を推奨する産業リスト」を拡大し、海外からの投資を先端製造業、現代サービス業、ハイテク、省エネ・環境などの分野や中国の中部、西部、東北部により多く導いていくことを明らかにしました。(鵬、CK)

0