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王外交部長、蘭首相・伊首相とそれぞれ会談
        
2021-11-02 16:26 | CRI

  習近平国家主席の特別代表として、イタリア・ローマでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に参加している王毅国務委員兼外交部長は10月31日、オランダのルッテ首相、イタリアのドラギ首相とそれぞれ会談しました。

  王外交部長は、ルッテ首相との会談で、中国はオランダを中欧協力の「ゲート」と見なしているとした上で、ハイレベルの相互開放を推進し、相互接続やデジタル経済、グリーン発展などの分野における協力を深め、両国および世界経済の回復を促していきたいとの考えを示しました。さらに、オランダが中国企業に開放、公平、差別のないビジネス環境を提供することを望むとの考えも示しました。

  ルッテ首相は、オランダは双方のさまざまなレベルにおける交流を強化し、中国からの投資拡大を歓迎するとの考えを示したほか、北京冬季オリンピックの開催への期待と積極的な参加意欲も示しました。

  王外交部長は、イタリアのドラギ首相との会談では、両国関係の良好な発展の勢いを保ち、相互尊重、相互開放、相互支援が必要だと強調した上で、双方は相次いで開催される北京とミラノでの冬季五輪を互いに支持し、互いの核心的利益に配慮すべきだとし、イタリアが「一つの中国」政策を引き続き堅持するよう期待するとの考えを示しました。

  ドラギ首相は、「一つの中国」政策の堅持や北京五輪への支持を表明し、中国企業に対して差別的な政策を取ることはなく、気候変動などについて中国との意思疎通を強化していくとの考えを強調しました。(閣、柳川)

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