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<COP15>習主席の基調演説、世界の生物多様性保護への自信強める=海外識者
        
2021-10-14 09:13 | CRI

  「生物多様性条約」第15回締約国会議が、中国南西部、雲南省の省都・昆明市で開催されています。習近平国家主席は12日の首脳会合で基調演説し、今後の世界の生物多様性ガバナンスに目標と方向性を示しました。参加した各国の人々からは、「習主席の演説は、より公正・合理的で各国が能力に応じる世界の生物多様性ガバナンスの新体系構築への自信を強めた」との声が上がっています。

  欧州初の公益環境弁護士事務所「クライアント・アース」北京事務所のディミトリ・ニコラス・デ・ブール首席代表は、「中国は先頭に立って15億元(約264億円)を拠出し、昆明生物多様性基金を立ち上げる。この重大な取り組みは、発展途上国の生物多様性保護事業の発展を大きく後押しすることになるだろう」と述べました。

  アジア開発銀行(ADB)中国事務所のヨランダ・フェルナンデス・ロメン代表は、「習主席は、経済発展と環境保護のウィンウィンをどのように実現させるかを明確にした。また、クリーンエネルギーの発展や生態系保護の強化などを含む多くの重要な目標、政策、取り組みを提案した。こうした総合的な政策があって初めて、目標に達することができる」としています。

  国際竹籐ネットワーク(INBAR)のボルハ・デ・ラ・ペーニャ・エスカルド氏は、「習主席の演説は、中国の生物多様性保護の決意を示すものだ。われわれはとても励まされている。中国や他の40以上の加盟国との協力を通じて、中国さらにはアジア、アフリカ、中南米の発展途上国の生物多様性保護を促していきたい」と述べました。(殷、柳川)

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