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<ダボス・アジェンダ>競い合って共に向上を=習主席
        
2021-01-26 10:01 | CRI

  習近平国家主席は25日夜、テレビ会議形式で開かれた世界経済フォーラム(WEF)主催の「ダボス・アジェンダ」に北京からリモート形式で出席し、演説を行いました。

  習主席は、「人類が直面するすべてのグローバルな問題は、一国だけで解決できるものではなく、グローバルな行動、対応、協力をしなければならない。世界で『小さな集団』や『新冷戦』を作って、他国を排除、威嚇し、デカップリングや禁輸、制裁をやたらに発動し、相互の隔離さらには隔絶をすることは、世界を分裂ひいては対抗の方向へ導くことになる」と強調しました。

  また、習主席は、「多国間主義の主旨は、国際的なことを各国が相談して決め、世界の前途と運命を各国が共に握ることにある。分裂した世界では人類が直面する共通の課題に対応できず、対抗するなら、人類は行き詰まりにぶつかってしまう。この問題において、人類は悲惨な代償を払った経験がある。我々は決してその道を繰り返してはならない。国際社会は、一国または数カ国だけで号令をかけるのではなく、各国が共同でまとめたルールと共通認識にしたがって管理を行うべきだ」と指摘しました。

  その上で、習主席は、「制度と規則を通じて各国の関係を調和させ、いじめや多国間主義を名義にした一国主義に反対することを堅持すべきである。また、原則を堅持し、規則が決まれば効果的に遵守する必要がある。『部分的な多国間主義』が我々の選択になってはならない。歴史と現実が繰り返し示しているように、冷戦でも『熱戦』でも、貿易戦でも科学技術戦でも、対立と対抗の誤った道を歩めば、最終的には各国の利益を損ない、各国国民の幸せを犠牲にすることになる。さらに、互恵ウィンウィンの協力観を持ち、各国の平等に発展する権利を守り、公平・公正に基づいた競争を提唱する必要がある。命をかけて攻撃し合う格闘の試合ではなく、競い合い、共に高みを目指す陸上競技のような試合をすべきである」と述べました。(鵬、星)

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