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中央政法委員会が女優・鄭爽の代理妊娠と育児放棄を非難 「違法行為、道徳に欠ける」
        
2021-01-22 09:55 | チャイナネット

 女優の鄭爽さんの元交際相手の張恒さんは1月18日に新浪微博(ミニブログ)に、「自分は米国の幼い罪のない2人の命を預かっているため、米国に滞在することはやむをえない」と投稿した。ネットユーザーはその経緯を分析し、鄭爽さんと元交際相手の張恒さんが海外で婚姻関係にあった時期があり、代理妊娠で2人の子供がいると推測した。また、公開された録音によると、鄭爽さんの父親は病院に子供を諦めることを相談したいと考えていた。鄭爽さんは「妊娠7ヶ月の2人の子供をおろすことは禁じられている。チクショウ!もうめんどくさい!」と発言し、ネットユーザーから怒りを買った。

 

 

    結婚、離婚、代理妊娠、育児放棄のどれも驚かされる情報だと言える。

 

 

 「代理妊娠」の法律問題について、元国家衛生部は2001年に『人類補助生殖技術管理措置』を発表し、代理妊娠は衛生行政部門が許可する医療機構のみで実施でき、かつ医療を目標とし、いかなる形式の媒精・受精卵の売買も違法行為にあたり、医療機構と医療従事者のいかなる形式による代理妊娠技術の実施も禁止すると明確に規定した。

 

 

政府メディアが厳しく批判:代理妊娠は違法行為 

 

 

    中央政法委員会のWeChat公式アカウントは18日、「中国で代理妊娠が明確に禁止されていることを知っていなければいけない。女性の子宮を出産道具とし、新しい命を商品として販売し、むやみに捨てるという黒い産業チェーンは法の隙を突き、女性の健康を損ない、女性を物のように扱うだけでなく、公民の権益を踏みにじり、人倫の道徳も破壊する。中国の公民として、代理妊娠が中国で禁止されていることを理由に法の抜け穴を利用し、米国で代理妊娠を行うことは法律を遵守していない」と発表した。

 

 

    紫光閣、共青団中央は政府のミニブログで、「中国は代理妊娠を禁止 代理妊娠のリスクを知るべき」と発表し、中央テレビ財経チャンネルの代理妊娠の秘密裏の取材を転載した。

 

 

    20日夜、国家広播電視総局が管轄する重点出版物『広電時評』はアカウントで文章を発表し、鄭爽さんが国外で代理妊娠・育児放棄したことについて以下のようにコメントした。代理妊娠はプライベートなことではなく、違法行為にあたり、社会主義の公衆道徳に違反している。このような役者は道徳に欠け、テレビや映画などのプラットフォーラムで見せる社会公衆道徳がプラスのものであるわけがない。我々は、スキャンダルのある人に発言する機会とプラットフォーラムを提供せず、これまで通り、人々に健全で前向きの映像と音声を提供する。

 

 

イメージキャラクターを務めるブランドが次々と契約解除 

 

 

    芸能人の個人的なイメージが壊れれば、契約ブランドへの悪影響は避けられない。世界で感染症が流行する中、中国市場は一流の高級品グループにとって軽視できない存在である。

 

 

     プラダの公式ブログは19日、同グループはすでに鄭爽さんとの全ての提携契約を終了したと発表した。イメージキャラクターを務めていた他のブランドも緊急行動をとり、出演した映画・テレビ作品も延期・除名される事態となっている。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月21日

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