中国国家統計局が8月31日、同月の購買担当者景気指数（PMI）を発表しました。同発表によれば、製造業のPMIは51.0で、6カ月連続で好況を示す基準となる50を上回りました。

　　こういった数字からも、供給と需要の双方が復活しつづけていることが分かります。このことは、経済が持続して回復しつつあるとの積極的なシグナルであり、中国経済の回復と成長の勢いがさらに強まっていることを示しています。

　　同指数の各種分類項目では、新規受注指数が前月比0.3ポイント上昇の52で、新規輸出注文指数は前月比0.7ポイント上昇の49.1で、4カ月連続して上昇して年初来最高になりました。

　　一方で、8月の小規模企業のPMIは前月比0.9ポイント下落の47.7で、景気判断のボーダーラインとなる50を下回りました。このことにより、次の段階としては小企業や零細企業に対して精確で恩恵をもたらす支持がさらに必要であることが明らかになりました。（藍、鈴木）