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ヘルメットに弁当箱にヒーター 仕事・学校再開で人気の商品
        
2020-02-18 11:10 | 人民網日本語版

オンラインで学校が再開したり、企業活動が相次いで再開したりするのにともない、コンピューター、プリンター、マスク、弁当箱、ヒーターといった新たな人気商品が、ネット通販の買い物かごにますます多く入るようになった。勉強の仕方も、働き方も、さらには通勤手段も、新型コロナウイルスによる肺炎のために小さな変化が生じている。「北京日報」アプリが伝えた。

プリンター

オンライン学習でプリンターが必要なのはどうしてか。原因の1つとして、パソコンのディスプレーばかり見ていると子どもの目に良くないので、学習用資料を印刷するということがある。また別の原因として、先生から出される宿題はやはり紙でやった方が便利であり、子どもも慣れているということがある。露西さんは、「プリンターがなかった数日間、自分で子どものために宿題を書き写していたが、面倒だし写し間違いも多かった」と話した。

ノートパソコン

パソコンもオンライン学習の重要なハードウェアだ。2人の子を持つ母親の世俊さんは、「家にあったすべてのパソコンはフル稼働中。デスクトップ2台は大人2人がテレワークで使い、ノート1台は長女がオンライン学習で使っている。次女にはタブレットを使わせていて、幼稚園の宿題の動画を見ながら、服のたたみ方を覚えている」と話した。

露西さんは元々家にあるパソコンを使おうと思っていたが、デスクトップは型が古く、学習用ソフトをインストールすると動かず、古いノートはディスプレーが小さすぎた。そこでやむなく6千元(1元は約15.7円)近くはたいて、新しいノートを1台買った。「これで我が家の勉強問題、仕事問題はすべて解決した」という。

マスク

上海市の金融企業で働く浩さんは、仕事が再開する前の週に入念な準備をした。

まずなんと言ってもマスクだ。浩さんは専門的知識を活かし、ネットで検索して、春節(旧正月、今年は1月25日)の日に、オフラインの実店舗薬局9店を購入先のターゲットに定め、316元でサージカルマスク400枚を入手することに成功した。自分では使い切れないと思ったので、約240枚を隣近所に配ったという。

電気ヒーター

浩さんが働いているオフィスビルは、交差感染を避けるため、セントラル空調を止めている。上海はまだ寒い時期なので、電気ヒーターを買い、足元に置いて暖を取っているという。

弁当箱

弁当箱も人気だ。普段はデリバリーを食べている浩さんだが、新型コロナウイルス肺炎でいろいろなことが心配になった。「人との接触はできるだけ少ない方がいい」という安全上の理由により、一体型電気過熱式弁当箱セットを買い、毎日弁当を持参するようになった。

ヘルメット

新型コロナウイルス肺炎の影響を受けて、通勤手段にも変化が起きた。これまではいつも地下鉄に乗っていた浩さんだが、仕事が再開してからずっとシェア自転車を利用して通勤している。雨や風を避けるため、ヘルメットとゴーグルを新たに購入した。

同じく金融業界で働く北京市民の程俊さんは、電動自転車での通勤を選んだ。価格は3980元で、以前よりだいぶ高くなったが、仕方なく代金を支払った。「木曜日の夜に業者が商品を持ってきた時に見せてくれた携帯電話の注文記録ではすでに11台が売れており、さらに今持ってきたのは新品で、バッテリー性能もかなり向上したと言われたので、買うしかなかった。でも実際に乗り始めてみると、バッテリーの消耗が非常に速かった。カスタマーサービスに問い合わせてもどうにもならず、今では1回乗ると1回充電しており、フル充電になる前に出かけると、途中でバッテリーが切れて動かなくなってしまう状態だ」という。

オフィス・学習ソフト

在宅クラウド勤務をしている肖楠さんは、「新たにダウンロードしたソフトは、複数の人が会話をしながら画面を共有することができる。便利でとても効率的で、社長は仕事の回し方がとても速くなったと言っている」という。

高校1年生を受け持つ教員の李■■(■は女へんに亜)さんは、2月10日からオンラインで生徒達に授業をしている。ネット授業をよりよいものにするため、「教員たちは授業の約1週間前から、授業でどのようにアプリを利用するかをいろいろ考えている」と明かした。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年2月17日

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