経済
中米貿易摩擦の影響 パンダ契約満了後に中国帰国の可能性
        
2019-09-03 15:47 | チャイナネット

 

  「ワシントンのパンダが中国に送り返される可能性がある」。イギリスの『デイリー・メール』は8月31日、このような見出しの記事を掲載した。中国のパンダは通常、他国との緊密な関係を増進するとされているが、中米貿易戦の背景下で、米国人はスミソニアン国立動物園で暮らすパンダが「呼び戻される」のではないかと懸念している。

  記事によると、米国の首都ワシントンにあるスミソニアン国立動物園には3頭のパンダがいる。うち「美香(メイシャン)」と「添添(ティエンティエン)」は2000年に四川省から同動物園に移り、中米は10年間の賃貸契約を結んだ。賃貸料は1000万ドル。2011年、交渉を経て双方は年間50万ドルで賃貸期間を5年延長することで合意。2015年、双方は契約を2020年まで延長することで再び合意した。2015年、「美香」は「貝貝(ベイベイ)」を出産。「貝貝」は今年8月に4歳の誕生日を迎える。中米共同育成プロジェクトの規定によると、米国で誕生したパンダは4歳になる前に中国に送り返す必要があり、「貝貝」は数カ月以内に米国を離れることになっている。『デイリー・メール』は、これら数頭のパンダはスミソニアン国立動物園に年間約200万人の観光客をもたらすと論じた。

  パンダは米国で人気があるが、『ビジネスインサイダー』などのメディアは、中米貿易が緊迫化し、2頭のパンダは契約満了後に中国に送り返される可能性があると見ている。また、『ビジネスインサイダー』は例を挙げ、今年初めにサンディエゴ動物園のパンダ賃貸契約は更新されなかったと伝えた。スミソニアン国立動物園は、「美香」と「添添」の契約更新について中国と話し合いを開始していないが、残したい考えを示している。同園のメイソン報道官は、「契約はパンダの科学研究目的で締結したもの。過去40年、我々は多くの成果を得た。双方は将来の科学研究目標を考えてから今後について決める必要がある」と述べた。そのほか、「美香」が妊娠しているかどうかも残留を決める重要な要素となる。

  スミソニアン国立動物園以外に、米国のアトランタ動物園とメンフィス動物園にもパンダがおり、前者は賃貸契約の詳細を明かしていないが、後者の賃貸契約はまだ4年残っている。アトランタ動物園は、中国側との提携に変動はないとしている。メンフィス動物園は、更新するかどうかは満了時に決定し、現在の中国側との関係は良好だと示した。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月2日

   

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