中国
初の国産大型客船が着工
        
2019-10-22 17:56 | チャイナネット

 

  中国初の国産大型客船の鋼板カッティングがこのほど、中国船舶工業集団有限公司所属の上海外高橋造船有限公司で正式に始まり、全面的に実質的な建造段階に入った。計画によると、同客船のトン数は約13万5500トンで、定員は最大5246人。2023年に運営者に交付される予定。

  初の国産大型客船の着工は、中国の船舶工業が正式に大型客船建造の新時代に入ったことを意味する。

  欧米諸国の成熟した客船産業体制と比べ、中国の客船市場はスタートが遅れたが、急成長している。しかし世界の大型客船の生産能力は現在、大幅に不足している。また世界の客船設計・建造及び関連産業チェーンが主に欧州に集中していることから、中国側の事業は客船産業の川下に限られ、低利益のサービスを提供している。

  

  「造船産業の王冠に輝く宝石」と呼ばれる大型客船の設計と建造は、国の総合的な科学技術水準及び製造の実力を直接反映する。これは中国が現在、設計・建造の業績を持たない唯一のハイテク船舶製品だ。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月21日

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