中国
第三次産業が経済を支える柱に=北京市
        
2019-08-20 15:35 | CRI

  北京市は19日、経済構造に関する最新のデータを発表しました。これによりますと、経済成長に対する第三次産業の貢献率が80%以上に達していること、暮らしの質を高める消費の支出が増え続けていること、また商品の貿易総額が全世界に占める割合は1%を超えたことなどがわかりました。新中国の成立から70年、北京は飛躍的な経済成長を遂げ、大きく力を伸ばし、経済構造も持続的に改善して、国際的な住みやすい大都市となっています。

  北京市は去年、GDPが3兆元を超えました。こうした成長について、北京市統計局の厖江倩副局長は、「産業構造がハイレベル化している。農業はこれまでの栽培型から現代的なものへ、生産機能の重視から生態機能の重視へと変わり、また工業は手工業から近代型へ、労働集約型から技術集約型へと変わった。サービス業も規模が拡大すると共に構造が改善している」と述べました。

  また北京市は、産業別では第三次産業の割合が81%に達し、経済を支える柱になっている一方、消費率は61%に達しました。国家統計局北京調査総隊の卞晶副総隊長は、「消費構造がかなりよくなっており、自動車や携帯電話、エアコン、コンピューターなど耐久消費財の保有数が大幅に増加した。また、基本的な生活需要を満たすための生存型消費の支出割合が急速に減少する一方、暮らしの質を向上するための発展型消費の割合が増え続けている」と説明しました。

  北京市は、着実な経済成長を進めると共に、ハイレベルな対外開放が持続的に進んでおり、去年の商品の貿易総額は全世界の1%以上となる4124億3000万ドルに達し、サービス貿易については全国の5分の1を占めました。市の発展改革委員会の李素芳副主任は、「サービス業の開放が着実に拡大し、対外貿易も絶えず拡大し、外国資本の利用が急増している。改革開放が始まってから今年の6月まで、外資の利用額は累計で1643億4000万ドルに達した」と述べました。(玉華、森)

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