先ごろ香港国際空港で、中国のメディア・環球時報の記者である付国豪さんと、別の大陸からの渡航者がデモ隊に殴られ、19歳の男が逮捕されました。これを受けて香港の警察は19日、記者会見で「取締りを一段と強化し違法行為を徹底的に追及する」と表明し、市民に対して公衆の安全と社会の秩序を擁護するよう呼びかけました。

　　警察側は、「非常に落ち着いた態度で取締りを続けてきたが、デモ隊は最低ラインを超えた行動を続けている。6月9日以降で合わせて748人を逮捕し、115人を摘発した。また、空港で発生した一連の暴力事件で6人を逮捕した」と発表しました。

　　警察で広報担当部門の謝振中・総警司は、取締りを一段と強化し違法行為を徹底追及する姿勢を示し、「この2ヵ月間に起きた多数の暴力事件や違法行為を厳しく調査している。香港は法治社会であり、このような乱れた暴力的な状況に対する取り調べはより慎重に行う必要がある。違法行為に対し、犯罪者の責任を最後まで追及する」と述べました。（怡康、森）