中国
中国、象牙などの密輸の取り締まりを強化
        
2019-04-16 19:05 | CRI

 

  絶滅危惧種や、それらから作られた物の密輸を取り締まる国際協力の中で、中国の役割が大切さを増しています。中国税関総署は15日、今年に入って合わせて密輸事件182件を摘発し、このうち象牙にかかわるものが53件だったと発表しました。

  中国政府は野生動植物の保護を重要視しており、様々な取引規制措置を講じて違法な狩猟や輸送、経営などといった犯罪活動を厳しく取り締まっています。

  中国はまた、世界税関機構(WCO)や国際刑事警察機構(ICPO)との協力を強化し、象牙などの密輸を共同で取り締まっています。中国税関総署密輸取り締まり局の孫志傑局長は、「多国間の枠組みで共同の摘発活動に積極的に参加している。今年2月から3月にかけて、WCOやICPOによる絶滅危惧種の密輸取り締まり活動に参加した」と述べました。

  中国は、去年1月1日から象牙の商業的な加工や販売を全面的に禁止しています。税関総署は、象牙などを国内に持ち込んだり郵送したりする行為に対して、取り締まりや罰則を強化していくとしています。(玉華、森)

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