クロアチアを訪問している李克強総理は現地時間10日午前、同国首都ザグレブの首相府でプレンコビッチ首相と会談しました。

　　李総理は「中国は『一帯一路』イニシアティブとクロアチアの発展戦略との結び付けを強化し、貿易と双方向の投資を強化して、中国市場の需要に見合った商品の輸入を拡大したい。また、中国企業が市場原則に基づいてクロアチアの港や鉄道などの建設に参加し、文化、観光などの交流を深めることを支持する」と述べました。

　　さらに、李総理は「中国・中東欧諸国（16+1）協力は、中国と中東欧諸国の関係強化、欧州一体化プロセスの推進に向け重要な役割を果たしている。クロアチア側と連携して第8回『16+1』首脳会合を成功させたい」と語りました。

　　これに対し、プレンコビッチ首相は「クロアチア側は中国の歴史と文化に対する理解を深め、中国の発展がもたらすチャンスを分かち合いたい。クロアチアは『一帯一路』建設を支持する。今後も中国との政治、経済、文化、観光、港湾のインフラ整備などにおける協力を深め、両国関係をさらに発展させていきたい。今回の『16+1』首脳会合が前向きな成果を得られるよう期待している」と述べました。

　　また、同日、李総理はクロアチアのヤンドロコビッチ議長とも会談し、両国の立法機関の交流と協力を強化することを確認しました。（鵬、星）