中国
中国の3億人超が睡眠障害 成人の不眠症率は4割弱
        
2019-03-21 18:23 | チャイナネット

 

  3月18日は世界睡眠デーである。ある調査によると、中国の3億人以上が睡眠障害を抱え、成人の不眠症の有病率は38.2%に達する。そのほか、90年代生まれの6割以上が「睡眠時間が足りない」と感じ、青少年・児童の6割以上が睡眠時間8時間以下である。中国人の睡眠はどうなっているのだろうか。

  

  中国の成人の不眠症の有病率は38.2%

  

  世界保健機関の統計によると、世界の不眠症の有病率は27%に達する。

  

  また、中国睡眠研究会が2016年に発表した睡眠調査結果では、中国の成人の不眠症の有病率は38.2%に達し、3億人以上の中国人が睡眠障害を抱え、しかもこの数字は年々増加している。

  

  90年代生まれの6割以上が「睡眠時間が足りない」

  

  中国医師協会睡眠医学専門委員会が2018年に発表した統計によると、90年代生まれの平均睡眠時間は7.5時間で、健康的な睡眠時間より少なく、6割以上が「睡眠時間が足りない」と感じている。

  

  うち、31.1%が「遅く寝て遅く起きる」が習慣になっており、「遅く寝て早く起きる」人は30.9%、「早寝早起き」を習慣にしている人はわずか17.5%だった。

  

  北京の若者の睡眠時間は少ない 金融業従事者が最も深刻

  『2018年中国インターネットユーザー睡眠白書』によると、北京、上海、広州、深センなど一線都市はストレスが大きく、北京の若者の睡眠時間は最も短く、平均7時間以下であることがわかった。

  

  金融業、サービス業、政府機関の職員は睡眠の質が最も悪い。中でも金融業従事者の睡眠の質は総合水準の67%を下回る。

  

  仕事のストレスは睡眠の質に影響し、ネットユーザーの7割がその影響を受けている。続いて、生活ストレス、環境、個人的な習慣などの原因がある。また、ネットユーザーの58%が「睡眠時間を犠牲にしてでも最も重要な仕事を済ませる」と回答した。

  

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